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MRI の詳細と注意事項

MRIについて

 MRIは,強力な磁石と電磁波により,脳・脊髄を含む体の構造を,あらゆる方向の断面で細かく見ることができます.CTやレントゲン撮影のようにX線を用いませんので,体にはほとんど悪影響を与えません.

 脳の出血や梗塞(血管がつまって脳の一部が死んでしまう病気),腫瘍などを診断できるほか,CTでは診断が困難な発病したての脳梗塞や,脳微小出血(マイクロブリーズ)などを容易に見つけることができます.また,脳の動脈を立体的に映し出すことにより,脳動脈瘤(クモ膜下出血の原因となる血管のこぶ)や,脳梗塞の原因となる脳や頸部の動脈の狭窄などを造影剤なしで診断できます.

 2013年に日本脳ドック学会の承認により行われたアンケートによると,約80%の施設で1.5テスラの高磁場MRIが使用されていました.特に小さな脳動脈瘤の診断をより確かにするためには高磁場MRIがより有用です.当クリニックでは,日立製の高磁場(1.5テスラ)超伝導MRIを導入しました.

MRI検査の実際

① 検査時間:検査の種類によって異なりますが概ね30-60分程度です.

② 検査担当者の指示に従い,検査台の上に寝て下さい.騒音を軽減するため,ヘッドホンまたは耳栓を両耳に当てます.体の位置が決まり,頭部や体の固定が終了すると,検査台がMRI装置の円筒の中に入っていきます.

③ 検査が始まる時には,担当者がその都度マイクでお知らせします.

④ 検査中は,装置の中で一人きりになりますが,常に担当者と連絡を取ることができます.万が一気分が悪くなった場合には,手元のゴム球を握って担当者を呼んで下さい.すぐに会話ができます.

⑤ 検査中は「トントン」と叩くような,あるいは「ガガガガ」という断続音が聞こえてきますが,異常ではありません.多少うるさく感じるかもしれませんが,体を動かさないように辛抱して下さい.

⑥ 検査中に,手が体に触れたり,両膝が触れたり,両足が触れたりして体のループができると,高磁場のため手足に電流が流れてやけどをすることがあります.上記の接触しやすい部位にタオルなどをはさんで予防に心がけますが,検査中皮膚が直接触れないよう注意して下さい.

 

MRI検査を受ける際の注意事項

 MRIで使われる磁石や電磁波は,通常人体への影響はありませんが,以下のような方はMRI検査を受けられない場合がありますので,ご了承願います.

 

【MRI検査を受けられない方】

① 心臓ペースメーカーを装着している方

② 金属製の心臓人工弁を埋め込まれている方

③ 人工内耳を使用されている方

④ 神経刺激装置(深部脳刺激装置)を使用されている方

⑤ 冠状動脈や頸動脈にステントを挿入されて間もない方(2ヶ月未満)

 

【MRI検査を受けられない場合がある方】:担当医に申し出て下さい.

① 妊婦あるいは妊娠している可能性がある方

 胎児に対するMRI検査の安全性は確立していません.特に妊娠初期の方は慎重を要します.

② 脳動脈瘤クリップが埋め込まれている方の一部(最近のクリップのほとんどは問題ありませんが,過去のクリップや特殊なクリップには,MRIができないものもあります.担当医にお知らせ下さい.

③ その他の金属が体内にある方

 眼の中の金属片,体内特に神経・血管の近くに銃弾などの金属片がある場合,MRI検査を受けられません.

④ 閉所恐怖症の方

 担当者にお知らせ下さい.

⑤ 入れ墨・アイライン・マスカラ

 何れも金属を含む場合,過小を引き起こしたり,絵柄が崩れたりする場合があります.

⑥ コンタクトレンズ

 一部のコンタクトレンズには金属が含まれており,それを区別することはしばしば困難です.コンタクトレンズを外して検査を受けられることを希望します.

 

【検査室内に持ち込めないもの】

検査室内に金属を持ち込むと,強力な磁石に引きつけられ,MRIの破損や人身事故に発展する危険があります.また,以下のものを持ち込むと,故障・データの損失が生じます.

①補聴器

②装飾品

③腕時計

④磁気カード,貯金通帳,診察券

⑤電子機器類 など

 

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